アパレル業界-在庫リスクを低く抑える戦略-アパレル開業-

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アパレル業界-在庫リスクを低く抑える戦略-アパレル開業-

アパレル業界で運営をしていると必ずあたる課題、立ち上げからしばらくは順調に進んでいても、この課題によって経営難に陥る事も…そのリスクを少し和らげる運営方法をご紹介します。

今アパレル業界で経営をされている方、これから始めようと考えている方『物販』の店舗経営で主にかかる3大経費

仕入れリスク

・人件費
・出店費(家賃)
・仕入れ費

大きくこの3つでは無いでしょうか?
今回は『仕入れ費』についてなるべくリスクを低く運営していく方法をご紹介します。

アパレル業界の仕入れ種類別の商材を知る

①メーカー生産のブランド商品
②自社制作のオリジナル商品
③メーカー別注の自社限定商品
④委託販売商品

があります。

例えば販売価格(上代)が10000円設定の商品

①④の場合、メーカーにもよりますが仕入れ価格(下代)は上代の50〜65%前後

②の場合、素材や生産コストを抑えたり、また質にこだわったりと方針によって利幅設定が異なるので、仕入れ価格は上代の30〜70%

③メーカー設定の下代と同等または別注料金がプラスαされるので仕入れ価格は上代の50〜70%

といった所でしょうか。

仕入れ価格は①③は発注数でメーカーと交渉したりして大口割引をして貰ったり、③の場合、生産ロット数でコストが上がったり、ライセンス契約が必要なデザインの場合はさらにライセンス料金が上乗せされます。

②は自社制作の為デザインから生地選び等1からの工程になる為、時間コストがかかる分、素材やデザイン費用を取りたい利幅によって調整する事が可能です。

仕入れリスク

アパレル業界の仕入れ種類別リスクを知る

①〜④のリスク面はどうでしょうか

仕入れをすると言う事は在庫を持つ。という事なので

1番在庫リスクを抑えることができるのは「 ①メーカー生産のブランド商品」の仕入れです。カラーやサイズ展開をその店舗のニーズに合わせて数量をセレクトし、売上状況に応じて追加発注をする事が出来るため、走り始めは少ないロットで様子見をしたりと仕入れの調整がしやすいです。

②③は一部を他者に卸すケースを除き、生産した商品を自社で販売するスタイルになるので生産した商品在庫を全て自社で抱える形になります。

④はメーカーから販売委託と言う形での仕入れとなるので売り上げた分だけ支払いが生じ、残った在庫はメーカーに返品することが可能ですが多くの委託メーカーは下代が高めの設定となっているので利幅が狭くなります。

仕入れリスク

アパレル業界 -在庫リスクを抑える仕入れ戦略その1-

以上を踏まえて、もっと在庫リスクを低く抑える戦略をご紹介します。

①〜③の中の1番在庫リスクの低い「 ①メーカー生産のブランド商品」こちらはメーカーがある程度在庫を抱えた上で色んな店舗へ降ろし販売をしたり、メーカーが直接エンドユーザーへ販売をしています。

私が本業で実際に行っているメーカーへの交渉では『御社のブランド〇〇の商品サンプルをお借りする事は可能でしょうか?』と営業担当の方に相談をします。

オンライン販売の場合、お客様が直接手に取るのは購入後の為、最初から仕入れをして在庫を持たず、メーカーからお借りした商品サンプルを撮影・掲載をして、お客様からオーダーを頂いた後にメーカーへ発注をかける。と言う逆転の発想をすることにより実質在庫は0から商品を販売する事が出来るのです!

実店舗の場合は最低限のカラー展開、サイズは特定サイズのみを仕入れし、お客様から要望があれば客注でメーカーに都度オーダーをかけましょう!

在庫リスクを抑える仕入れ戦略のメリット

通常の仕入れとは違い仕入れにかかるコストを抑えることが出来るため、取り扱い品番を拡げる事で幅広いニーズに対応できる利点があります。

メーカーさん側としてもその時のオーダー限りの売上だけでなく在庫がある限り販売機会が続く、販売品番数が増えることで通常の卸しと比較して販売数の伸びが見込めるのでお互いにとってウィン・ウィンの関係が築けるのです。

在庫リスク

在庫リスクを抑える仕入れ戦略の注意点

大前提として、メーカーさんの在庫状況の把握・連携は不可欠です。

メーカー在庫が完売しているにも関わらずオーダーを受けてしまいキャンセルとなってしまってはせっかく売上になるはずの注文も機会ロスとなるばかりか、お客様をガッカリさせてしまいリピートはしてくれなくなります

自社在庫0〜販売をするには必ずメーカー在庫状況を更新してくださいね!

アパレル業界 -在庫リスクを抑える仕入れ戦略その2-

次に ②自社制作のオリジナル商品」こちらの在庫リスクを低く抑える戦略は

『既存サービスを利用する』

クラウドファンディングで在庫リスクを抑える

『キャンプファイヤー』

こちらのキャンプファイヤーさんではクラウドファンディングと言うやり方で本生産前にユーザーのニーズを獲得する。獲得出来なければ生産しない選択や練り直して再度挑戦などもできますね!

受注生産で在庫リスクを抑える

『SUZURI』で自分のデザインを好きなアイテムで作成販売

『pixivFACTORY』で自分のデザインを好きなアイテムで作成販売

『pixivFACTORY』さんは個人での開業もしやすいネットショップBASEと連携して販売も可能

こちらは好きなデザイン・選択可能なアイテムでお客様からオーダーを頂いた後にサイト側提携メーカーが生産をし、お客様にお届けすると言う受注生産販売型で在庫リスク0で販売・お届けまで出来るサービスです。

既存サービスを利用するという事は、在庫リスクは低くなりますが、サービス利用にかかる各種料金があるのでそれを踏まえた利幅設定が必要となります。

これからのアパレル業界は自社の販売スタイルを踏まえた在庫を。

在庫リスク

流行やシーズン物はピークが過ぎるとニーズが下がり、過剰在庫やセール販売で利幅が狭くなり黒字経営が難しくなることがしばしばあります。

こんなご時世だからこそ、リスクを踏まえ自社の販売スタイルに合った方法を模索する事が永く経営を繋げて行ける大きな力となりますね、今から始める方は是非色んな販売スタイルを検討してみてください!今困難な状況にある方は見直しから始めてみましょう!

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