メルカリで権利侵害をされた時の対処法と手続きマニュアル
誰もが簡単に情報を手に入れることが出来るようになったことで、個人の権利を侵害する行為もまた多く見られるようになってしまいました。
手作りの作品や制作した画像、オークションサイトやネット上で無断に使用された経験のある方、思い入れのある作品であれば必ず憤りを感じることかと思います。
管理人は仕事でオンラインショップを運営しているのですが、そのサイトで販売するために撮影・加工をした商品画像がショップと無関係の個人的な営利目的であるオークションサイトにて販売を目的として無断使用されていたことがありました!
その時の対処法の流れを実体験からご紹介致します!
弁護士や法律事務所に頼らずにできる方法を解説します!
まず、一番簡単な方法から行きましょう!
メルカリ権利侵害はまず出品者に交渉
公開コメントの場合、より効力があり、出品者の対応次第では最短で該当箇所がメルカリ出品から取り下げられます!例文は以下のような感じです、コピペして必要箇所を変更して使っていただいてもOKです!
大体のケースはこれで出品者側が無断使用箇所を消したり、出品商品を非公開にする等の対応をしますが、悪質なユーザーの場合は呼びかけに応じないこともあります。
ではそんなときにはどうしたらいいか、下記から順を追ってご紹介します。
メルカリ出品商品の違反報告からの流れ
1.不適切な商品をメルカリ運営に報告
出品商品のページに【 不適切な商品の報告 】のリンクがあります。
そちらをクリックして、まずはメルカリサイト運営者側に報告をしましょう。
報告の内容で著作権に関する権利侵害についての旨を記述すると、メルカリ運営側から連絡先に指定したアドレスへメールが届きます。メールには今後のやり取りに関する説明と、今後のやり取りはこのアドレスへ~というような内容が記載されています。
2.メルカリ運営にメールで詳細報告
実際にメルカリ運営側に報告したのがこのような感じです↓
株式会社メルカリ ご担当者様
お問い合わせ番号:〇〇〇〇
当該商品URL:https://www.mercari.com/jp/u/〇〇〇〇/ (左記URLのユーザーが出品する商品)
対応を希望する理由:「ここに盗品や著作権侵害等の申し立て理由を記入」
お世話になっております。
下記リンク商品ページにおいて【※対応を希望する理由をここに記入】が確認された出品商品です。権利侵害行為の対象の申し立てを致しますのでメルカリ様が定めておられます規約に則り、違反ユーザー対応をお願い申し上げます。
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メルカリ出品リンク 【 https://www.mercari.com/jp/items/〇〇〇〇/ 】
根拠となるサイトリンク 【 】・【 】
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宣誓供述書
私は、上記の著作権対象物が著作権の所有者、代理人、または法律による許可なく使用されていることを誠実に確信します。
上記に項目に記載されている情報に偽りはありません。偽証が処罰の対象であることを承知の上で独占的権利を侵害された著作物の著作権所有者であることを誓います。
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何卒よろしくお願い申し上げます。
私が申請したときはこんな感じです。こうしてメルカリ運営側に申し伝えをしたところ、
・出品物が真正品でないこと
・知的財産権侵害があること
上記事項を判断するため、本メールへの返信時に添付資料として【必要書類の提出】をお願いしております。
という流れで返信が届きます。メルカリ運営者からすぐには返信が来ないので約1日くらいはお返事に時間がかかると思っていてください。
メールには根拠を示すための書類のテンプレートが添付されているのでそちらに記入をしていきます。
3.権利侵害出品物の作上申立書を入力
メルカリ運営者から以下画像のような権利侵害申立書がメールにExcelファイル形式で添付されています。
書類はこんな感じのものが添付されています。こちらはエクセル形式の返答が必要なのでパソコンでエクセルソフトを持っていない方は、無料オンラインツールのエクセルオンラインや、Googleスプレッドシートを利用してエクセル形式でダウンロードしましょう。
4.削除請求誓約書の記入
個人または個人事業主で権利侵害を申し立てする場合には以下のような画像が添付されているのでこちらも記入
・氏名・住所を記入の上、印鑑を押す。
・対象情報には「削除を希望される対象の商品ID」を記入。
・知的財産には「著作物名やその著作物のURL」を記入。
(例:私の◯◯◯というアカウント上に投稿した著作物である◯◯のイラスト(http://◯◯◯◯◯.com)
その他メルカリ運営に提出する必要書類
・登記簿謄本または印鑑証明書の確認は原則初回のみ。(変更が生じた場合はその都度提出。)
・権利者から本削除申出について委任されている場合は「委任状」が必要です。
・個人および個人事業主の場合には本人確認書類(運転免許証または印鑑証明書)
・権利の証明書の提出は原則初回のみです。権利が複数ある場合、権利ごとに証明書を提出。
・著作権の場合は、侵害されたとする著作物の参考資料などを提出。
根拠を示すためには、違反商品のページリンクや、スクショ(撮影時刻が入れば尚良い)を見つけた時点でメルカリ運営者に提示するために必ず証拠として確保しておきましょう!
事前に必要事項が分かっていると対策や・スムーズな手続きが出来そうですね!